沖縄の労働環境と最新情報
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作成日:2017/10/27
沖縄県の開業率と廃業率について



上江田晋作

総務省統計局の「経済センサス活動調査」をもとに沖縄金融開発公庫は2015年(平成27年)10月にレポートを作成しています。

それによると沖縄は開業率、廃業率ともにほぼ全国を上回って推移しています。

全国の開業率は、平成18〜21年に2.6%まで低下し、その後は1〜2%台と低調に推移しています。
廃業率は平成11〜13年の7.2%をピークに、平成26年まで6%台とゆるやかに下がってきています。全国は廃業率が開業率を上回る状況が続いています。

沖縄の開業率と廃業率

これに対し、沖縄の開業率は、平成16〜18年には10.9%と上昇したものの、その後低下し、平成24〜26年は4.0%と全国平均を2〜3ポイント上回っています。
一方、廃業率は平成13年以降7〜8%台とこちらもゆるやかに下がってきていますが、平成24〜 26年は6.6%と全国平均を上回っています。

都道府県別に開業率と廃業率を比較すると、沖縄県の開業率は4.0%(年平均2,542事業所、全国1位)、廃業率は6.6% (同4,139事業所、同3位)といずれも全国平均を上回っています。

沖縄の開業率と廃業率

沖縄の開業率と廃業率また、帝国データバンクの「2016年 四国地方 後継者問題に関する企業の実態調査」の各都道府県別に事業継承率を見てみると、最も後継者内定率が低いのは「沖縄県」で13.8%(47位)。2番目に低い山口県は24.3%と10ポイント以上差が開いています。

沖縄県の後継者問題も大きく廃業率に潜んでいることが伺えます。

統計資料は帝国データバンク「2016 年 四国地方 後継者問題に関する企業の実態調査」と沖縄振興開発金融公庫「公庫レポート 沖縄公庫取引先からみた新規開業の現状2015 2015.10 No.141」より。

以上