業種別補足|医療・福祉|4月
令和8年4月分(労働市場の動き)/ 令和8年3月分(毎月勤労統計)
社会保険労務士 江尻事務所
■ 今月の医療・福祉のポイント
沖縄県内の医療・福祉の新規求人(常用)は、令和8年4月で3,139人(前年同月比▲1.1%)で5か月連続のマイナスとなりました。内訳では医療業と介護事業で動きが逆転し、医療業は前月の+8.4%から▲10.3%、社会保険・社会福祉・介護事業は▲5.8%から+4.1%へとそれぞれ2か月ぶりに反転しています。賃金面では看護師の求人平均が求職希望を上回るようになるなど、3月までとは様相が変化しています。
■ 1. 求人動向(労働市場の動き 令和8年4月)
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区分
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新規求人数
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前年同月比
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増減数
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医療・福祉(全数)
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3,259人
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+0.5%
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+15人
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うち常用
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3,139人
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▲1.1%
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▲35人
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うち医療業(常用)
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1,007人
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▲10.3%
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▲116人
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うち社会保険・社会福祉・介護(常用)
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2,121人
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+4.1%
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+84人
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医療業は3月の+8.4%から▲10.3%へ、社会保険・社会福祉・介護事業は▲5.8%から+4.1%へと2か月ぶりに反転。4月は新年度入職を反映する月で、業種別の採用タイミングの違いが現れている可能性があります。
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■ 2. 職種別の求人倍率と充足率(資料10:就業地別・常用)
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職種
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新規求人
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新規求職
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求人倍率
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充足数
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充足率
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保健師・助産師・看護師
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581人
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320人
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1.82倍
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107人
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18.4%
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医療技術者
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232人
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87人
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2.67倍
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21人
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9.1%
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その他保健医療従事者
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91人
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43人
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2.12倍
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12人
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13.2%
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社会福祉専門職業従事者
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850人
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410人
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2.07倍
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124人
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14.6%
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介護サービス職業従事者
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804人
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221人
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3.64倍
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83人
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10.3%
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保健医療サービス職業従事者
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153人
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49人
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3.12倍
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37人
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24.2%
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3月は年度末で充足が一時的に高まるため、充足率の数値が大きく出る傾向があります。4月は通常時に近い水準で、介護サービスは求人倍率3.64倍・充足率10.3%と引き続き厳しい採用環境です。
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■ 3. 求職希望賃金と求人平均賃金のギャップ(資料11:フルタイム常用)
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職種
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求職希望賃金
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求人平均賃金
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差額(求人−求職)
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保健師・助産師・看護師
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248,289円
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261,534円
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+13,245円
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医療技術者
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249,298円
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258,240円
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+8,942円
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その他保健医療従事者
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215,357円
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236,554円
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+21,197円
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社会福祉専門職
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204,728円
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234,915円
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+30,187円
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介護サービス
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199,556円
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211,933円
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+12,377円
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保健医療サービス
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196,364円
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190,121円
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▲6,243円
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看護師は3月までの「求職希望が高い」状態から「求人平均が高い」状態に逆転。一方、保健医療サービスは逆方向に逆転しています。4月は新規入職を含むため求職者構成が変動しやすい時期で、一時的か継続的傾向かは複数月の推移で確認が必要です。
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■ 4. 賃金と労働時間の動き(毎月勤労統計 令和8年3月・5人以上)
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指標
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当月値
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前年同月比
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備考
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現金給与総額
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279,114円
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▲10.3%
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賞与減の影響
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きまって支給する給与
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261,704円
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+4.4%
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所定内給与
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244,381円
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+4.1%
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月例賃金は上昇
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総実労働時間
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136.2時間
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+2.1%
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所定外労働時間
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3.7時間
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▲27.5%
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残業大幅減
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常用労働者数
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105,721人
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▲6.4%
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雇用は減少
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パートタイム比率
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21.6%
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▲3.3P
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パート比率低下
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現金給与総額▲10.3%は特別給与(賞与)の前年比減少が主因で、月例賃金にあたる所定内給与は+4.1%と上昇基調を維持しています。なお毎月勤労統計の前年比は調査対象事業所の入替効果を含むため、共通事業所ベースではより緩やかな動きとなる点に留意が必要です(調査産業計では本系列+2.8%に対し共通事業所▲4.0%)。
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■ 5. 経営者の方にご活用いただける場面
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@
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夏季賞与の検討に入るとき
現金給与総額▲10.3%は前年の賞与水準が今年より高かったことを示唆します。一方で所定内給与は+4.1%と上昇基調。月例賃金と賞与のバランスを業界水準と照らしてご確認いただけます。
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A
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介護人材の採用計画を立てるとき
介護サービスの求人倍率は3.64倍と医療・福祉関連職種の中で最も高く、充足率10.3%も低水準。求人平均211,933円は求職希望を上回るため、賃金以外の働きやすさで差別化を図る局面です。
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B
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看護師の処遇見直しを検討するとき
看護師は3月までの「求職希望が高い」状態から、4月は「求人平均が上回る」状態に変化。一時的か継続的かは5〜6月の動きと併せてご確認いただけます。
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