手当を見るときの物差しは、どの回にも共通しています。その手当は、何のために支給されるのか——という目的です。目的があいまいなまま支給や減額を行うと、同一労働同一賃金の観点から、不合理な待遇差と判断されるおそれがあります。
通勤手当・扶養手当・住宅手当。いずれも、正社員と非正規社員の待遇差が争われやすい手当です。手当ごとに、その性質と目的に照らして、支給基準と減額の可否をご確認いただけます。
目的が定まれば、
差の理由も、言葉にできる。
── その考え方を、手当ごとに
物差しは同じでも、当てはめ方は手当ごとに違います。それぞれの性質と目的に照らして、支給基準と減額の可否を解説しました。御社にあてはまる回から、お読みいただけます。
「その通勤手当は、どこまでが合理的な経路か」
実費弁償という性質をもつ通勤手当を取り上げます。合理的な通勤経路の認定や自家用車通勤の承認、正社員と非正規社員とで支給基準に差を設けることの可否を、手当の目的に照らして読み解きます。
この回を読む →「扶養手当は、誰のための手当か」
生活補助的な性質をもつ扶養手当を取り上げます。支給対象となる家族の範囲や、正社員だけに支給することの合理性を、手当の目的に照らして考えます。待遇差の説明を求められたときに、根拠を示せるかをご確認いただけます。
この回を読む →どの手当にも共通するのは、「何のために支給する手当か」という目的を明確にしておくことです。目的があいまいなままでは、正社員と非正規社員の待遇差を合理的に説明できません。
就業規則や賃金規程に手当の目的と支給基準を定め、支給・減額の根拠を記録しておくこと。それが、トラブルの予防につながります。白か黒かが争いになってからでは、遅すぎます。
法令遵守と従業員のウェルビーイングの両立を重視し、就業規則・賃金規程の設計を支援しています。