仕事の「質」について考える 真・報連相セミナーを終えて
上江田晋作
2018年9月28日
9月25日に「仕事の質について考える 真・報連相セミナー」を開催しました。
ビジネスの基本として知られている「報連相」ですが、実は非常に奥が深く、うまく行うのが難しいものです。事例を踏まえながらディスカッションをすることで、報連相に関する「心がまえ」を理解していただけたかと思います。
「報連相」という言葉が出て来て30年以上経ちますが、その「報告」「連絡」「相談」をすることに囚われて、なぜ・何のために報連相が必要なのか、が見落とされているような気がします。また、情報共有のためにITのツールを導入することは有効ですが、それさえ使っていれば報連相が完璧にできるものではありません。
例えば、ある会社では報連相に問題を抱えていたので、他社からも評判の良いITのシステムを導入し、報連相はすべてシステムを活用して行うこととしました。情報共有はできるようになりましたが、仕事が忙しくなってくると「見落とし」や「発信のし忘れ」など今度は、「そのシステムをきちんと活用するように」という指示が飛ぶようになりました。 また、そのシステムを通して指示を出すため、その意図がきちんと伝わらず、手戻りや問題が起こることもしばしばあります。(きちんと伝えるために文章を何度も練り直したり・・・)
報連相はあくまで「手段」です。目的ではありません。その受け取る相手や目的を意識しなければ、せっかくのツールも効果的に使えないのではないでしょうか。
また、その仕事の目的をきちんと見据えるためには「誠実さ」が必要になります。「言われたから」「あまり好きではない仕事だから」という姿勢では重要な部分を見落としたり、目的を見抜けないのです。
下の図は「真・報連相」開発した糸藤氏による「質の高い仕事の進め方の氷山モデル」です。まず初めに自己の「姿勢や在り方」があって、それをベースにした「視点や考え方」があり、その先に「手段・やり方」がある、というものです。
日頃の姿勢を振り返りながら、どんな仕事でも誠実に向き合う心構えを大切にしたいですね。
セミナー受講者の声
今回行ったセミナーの概要
テーマ | 仕事の「質」について考える 真・報連相セミナー ※本セミナーは終了しました。 |
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日時 | 平成30年9月25日(火)10時30分〜12時30分 |
会場 | 【那覇】沖縄県産業支援センター(307号室) 沖縄県那覇市小禄1831番地1 [地図を見る] |
講師 | 上江田晋作 |
主催 | 有限会社 Ejissanキャリア研究所 |